体育座りする女性

不安が長く続くのは自律神経に関係している?

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気持ちが不安なのは自律神経の乱れが原因とも考えられます

環境の変化などでストレスを感じ、不安感がぬぐえないのは自律神経バランスが乱れているからかもしれません。
自律神経は交感神経と副交感神経が上手に切り替わりながら、心身の平穏を保っています。
また自律神経を司る視床下部は、脳の不安などの感情を感知する部位の上に位置します。
日常的なストレスがあると、不安感が強まり大脳辺縁系から視床下部に伝わり、自律神経の働きにも影響が出てバランスが崩れる恐れがあります。
自律神経を整え不安感を緩和するには、規則正しい生活や適度に体を動かすウォーキングやピラティスなどが効果的です。

不安感は自律神経の働きを混乱させ交感神経と副交感神経の切り替えを妨げます

不安な気持ちは、人間関係や職場環境が変わった場合などに誰しも感じたことがあるでしょう。
しかし長く不安感が続いている場合は、自律神経が乱れている可能性があります。
全身に張り巡らされている自律神経は、中枢が脳の視床下部にあり自律神経全体を統括しています。
自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの神経が切り替わりながら、体内の内臓機能をコントロールしているのです。
視床下部の上には、不安や恐怖などの感情が生じる大脳辺縁系があります。
不安や恐怖などを脳が感知すると、大脳辺縁系から視床下部に伝わり、自律神経が作用するという仕組みです。
不安を感じると、その信号が視床下部が伝わり交感神経を活発化させる指令が出ます。
すると交感神経が優位になって、発汗や心拍数の増加・血管収縮などが起こるのです。
逆に気持ちがリラックスすると、副交感神経が優位になって心拍数の減少や血管拡張など内臓や器官は逆の働きをもたらします。
しかし不安感が強く長引くと、その信号をずっと視床下部が受け取り続けることになります。
そうなると視床下部が疲弊し、自律神経は正常な働きができなくなってしまうのです。
交感神経ばかりが優位になって切り替えができず、不安な気持ちがよりいっそう強くなり、心身に不調が現れてしまいます。

自律神経が乱れると心身にさまざまな不調が現れやすくなります

自律神経が乱れると、他にも心身にさまざまな症状が現れます。

身体に現れる症状

単なる疲れや以前からの症状の場合気づきにくいこともあるため、注意が必要です。
・頭痛
・めまい
・ほてり
・動悸
・喉がつまる感覚
・手足のしびれ
・首・肩のコリ
・慢性的な疲労
・下痢や便秘・食欲不振

心に現れる症状

こちらも自己判断が難しい場合があるので、専門家に相談してもよいでしょう。
・イライラする
・落ち着かない
・やる気が出ない
・集中力に欠ける
不安感が続く以外にも、上記の症状があれば自律神経がバランスを失いつつ可能性があります。
さほど酷くなければ、生活習慣を改善することで自律神経バランスを整えることも可能だとされています。
まずは交感神経の作用を抑え、副交感神経を優位にするためには、心身の緊張状態を解き、休息させることが大事です。
ストレス社会の中、誰しもなんらかのストレスを抱えているものです。
しかし趣味を楽しむなど、上手に気分転換できるオフの時間を作ってみてください。
夜更かしをやめて、早寝早起きをするなど規則正しい生活にシフトチェンジしていきましょう。
さらに入浴はぬるめの湯船に浸かることで血行が良くなり、心身がリラックスできます。
またカフェインは交感神経をたかぶらせる作用があるので、控えめにしましょう。

不安な気持ちを緩和するにはピラティスなどのエクササイズもおすすめです

自律神経を安定させるには、ウォーキングなどの適度な運動を取り入れるのもよいとされています。
体を動かすことで血流が促され、副交感神経を優位にする神経伝達物質が分泌されると考えられているからです。
気持ちのよい汗をかくと爽快感が生まれ、運動後はストレスが発散されて副交感神経が活発化する効果が期待できます。
他にも、自律神経にも深く関わるピラティスもおすすめです。
ピラティスは、深い呼吸をしながら体をゆっくりと動かすことで、体の奥のインナーマッスルを強化させていくエクササイズです。
一見難しそうですが、負荷もレベルによって変えられ、運動不足の方でもムリなく楽しめます。
たっぷり酸素を取り込んで、息を吐き切る呼吸法は心を安定させると考えられています。そして体の動きに意識が集中することで、頭がすっきりとしてストレスが緩和されるでしょう。
インナーマッスルの強化により、背骨の歪みも正されるので全身に張り巡らされた自律神経の通りや作用もスムーズになるとも言われています。

(まとめ)不安が長く続くのは自律神経に関係している?

1.気持ちが不安なのは自律神経の乱れが原因とも考えられます

ストレスを感じたりすると、自律神経の切り替えがうまく行われなくなり、心身にさまざまな不調が生じます。
不安感が強まるのもその1つです。
自律神経を整えるには、早寝早起きなど生活習慣の見直しやピラティスなどのエクササイズも有効だとされています。

2.不安感は自律神経の働きを混乱させ交感神経と副交感神経の切り替えを妨げます

自律神経の中枢である脳の視床下部の上には、不安感などを感知する大脳辺縁系があり、視床下部に影響を与えています。
ストレスで不安な状態が続くと大脳辺縁系から視床下部に強い信号が送られ続け、自律神経の働きが混乱し、バランスが乱れることがあります。

3.自律神経が乱れると心身にさまざまな不調が現れやすくなります

自律神経バランスが崩れてくると不安感以外にも、頭痛・めまい・慢性疲労など心身を不調にさせる症状が出始めます。
自律神経を整えるには、睡眠不足の解消する・気分転換になることを取り入れる・ストレスを溜めないなど、生活習慣の見直しが必要です。

4.不安な気持ちを緩和するにはピラティスなどのエクササイズもおすすめです

自律神経を整え、不安感を和らげるには副交感神経を高めるウォーキングなどの適度な運動も有効だとされています。
また深い呼吸とゆったりとした動きからなるピラティスエクササイズも、自律神経の安定をもたらすのによいと言われています。

 

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