ピラティスで高齢者も内臓機能を高められるのか？

SNSでシェア

高齢者でも内臓機能を高められる可能性がある

ピラティスは、インナーマッスルを鍛え、骨格を正しい状態に持っていくことで、身体を内側から鍛えていくことが出来るかもしれないエクササイズ方法です。
元々は軍隊のリハビリ方法から展開されていったエクササイズメソッドであるため、高齢者のような激しい運動を避けたい人にとっても、負担なく取り組みやすいと言えるでしょう。
ピラティスは、内臓機能を高める効果も期待できるため、加齢と共にどうしても稼働力が下がってしまった内臓機能を、可能な限り引き上げられるかもしれません。
無理をせず身体に負担をかけないエクササイズに取り組むことで、リフレッシュ効果も期待出来ます。
リラックスした状態で適度な運動を取り入れることで、身体も精神にも良い影響を与えられる可能性があるでしょう。

姿勢関係の改善が出来るかもしれない

ピラティスは、エクササイズによって姿勢を正していく効果を狙ってきます。
高齢者にとってピラティスのメリットとなるのは、この姿勢の矯正が可能かもしれない点です。
加齢が進むほど、姿勢は悪くなりやすいですよね。
それは骨格を支える筋肉の衰えであったり、骨盤や骨格そのものの歪みであったり、原因は様々です。
ピラティスによってすべてを改善できるわけではありませんが、上手に取り入れることで、このエクササイズで日々がかなり過ごしやすくなる可能性もあるのです。
そのうち大きいのは肩こりや腰痛の改善の可能性です。
姿勢が悪いことで、肩こりや腰痛は非常に引き起こされやすくなってしまいます。
猫背状態や、おなかが突き出て背骨が沿っている状態などは、悪い姿勢に分類されます。
目線が上がりすぎてしまうことで、首や頸椎が圧迫されてしまうため、肩が緊張して凝ってしまう仕組みになっています。
また、体幹の機能が低下することで、内臓が下がり、腰まわりの内臓位置が変わってしまうことで、腰痛が引き起こされてしまう場合もあるのです。

内臓機能と免疫力を高める

高齢者にとって、免疫力を高めることは、長く健康でいるために非常に重要なことですよね。
ピラティスは酸素をしっかり取り込んだ上で行うエクササイズなので、内臓機能を活発化させると共に、免疫力を高める効果も期待できると言えるでしょう。
本来の免疫力を発揮するための白血球の動きを活発にするよう促して、そのバランスが崩れないように内側からしっかりと鍛えていける可能性があります。
ピラティスは深層部分であるインナーマッスルに働きかけるエクササイズです。
インナーマッスルが鍛えられることで、内臓機能は活発になり、基礎代謝がアップして私たちの身体はより強く生きやすくなります。
老廃物をリンパ管を通して排出することで、体内を正常な状態に保ち、骨格を整えて健やかな循環が行われるように働きかける効果が期待できるのです。
長い時間をかけて歪んでしまった骨格を直したり、圧迫されている内臓を解放したりすることが出来るかもしれないので、高齢者にとっては健康のためにも適していると言えるでしょう。

ストレス解消に役立てやすい

ピラティスは、基本的には筋力トレーニングとしての側面が強いですが、精神面に与える影響も非常に大きい可能性があるエクササイズです。
誰でも気軽に取り組みやすいので、普段あまり運動が出来ない人や、激しい運動は難しい人にとって、身体を動かす楽しみを味わえる貴重なものなのです。
特に高齢者の場合、どんなに運動をしたいと思っても、なかなか叶えられない部分も大きいですよね。
ピラティスであれば、それを上手に改善することが出来るかもしれないのです。
これは大きなストレス解消に繋がるでしょう。
常にゆっくり動いているタイプのエクササイズですから、さっぱり汗も流せますし、特別な器具をたくさん用意する必要もないので、すぐに始めることが出来ますからね。
ピラティスで取り入れられる胸式呼吸は、副交感神経に働きかけることが出来ます。
リラックス効果を非常に高い割合で引き出しやすいということになりますね。
また、深層部分や骨に意識を手中させるため、集中力を高め、落ち着いた時間を過ごすことも出来るでしょう。