女性がピラティスやヨガのエクササイズをはじめるときに、どうしても気になるのが生理の日。
ピラティスのように身体のコンディショニングをおこなうエクササイズであれば、生理中の体調に合わせて無理なく取り組むことは問題ありませんが、生理のときは運動を控えたほうがいいというイメージを持つ方も少なくありません。
この記事では、生理中にピラティスをするメリットや、生理中でも快適にピラティス・ヨガのレッスンを楽しむ秘訣をご紹介します！
目次
生理中にピラティスをするといいって本当？ピラティスのメリット３選
生理中は息が切れるような激しい運動は推奨されていませんが。ピラティスやヨガなどのエクササイズは、女性の心や身体にとって嬉しい効果があります。
この章では、生理中にピラティスをするメリットを３つご紹介します！
全身の血行を促して生理痛をやわらげる
インナーマッスルを中心に、全身をまんべんなく動かして筋肉や神経を刺激するピラティスは、全身の血行を促す効果が期待できます。
ピラティスは、深い胸式呼吸をおこないながら、背骨や骨盤を中心とした全身のコントロール術を身につけるエクササイズ。高い負荷をかけることや、回数を多くこなすことではなく、「身体の動かし方」を重視するため、生理中の運動にぴったりの強度だといえるでしょう。
生理中にピラティスをおこなうことで、収縮している骨盤・お腹・腰周辺の筋肉が緩んだり、身体に集中する「マインドフルネス効果」により気持ちが落ち着く効果も期待できます。無理のない範囲でおこなうのがオススメです。
自律神経バランスが整い全身を活性化
ピラティスのエクササイズには自律神経を整える効果があります。
ピラティスでおこなう「胸式呼吸」や、背骨を意識しながら多方向に動かすムーブメントは、活動力の高まる「交感神経」を活発にする効果があります。
交感神経が活発になることで、脳と全身のつなぐ神経が活発になり、心の状態をよくしていきます。
正しい呼吸は、心肺系（心臓と肺）と循環器系（心臓と血管）の機能を高めめます。それにより、自律神経が整い、筋肉はもちろんのこと、内臓・神経・脳など、身体全体を活性化するのです。
骨盤底筋を鍛えて経血漏れを予防
ピラティスの呼吸は、胸式呼吸。肋骨下部にある横隔膜（おうかくまく）、ウェスト横にコルセットのようにある腹横筋（ふくおうきん）、骨盤で内臓を支える骨盤底筋（こつばんていきん）を、深い呼吸と共にしっかりと動かし、内臓の細胞を刺激して活性化させるのが特徴です。
骨盤底でハンモックのように骨盤を支える「骨盤底筋」は、生理の経血の排出をコントロールできる筋肉。これを鍛えることにより、不意な経血漏れなどを防ぐ効果が期待できます。
ピラティスを体験する
生理中でも快適にピラティス・エクササイズをする秘訣は？
ピラティスやヨガ、スポーツなど身体を動かすことが習慣化しているという方は、生理中でもアクティブでいたいですよね。
生理中であっても快適にピラティスを楽しむ秘訣をご紹介します！
身体を冷やさない
生理痛は、ホルモンバランスの乱れ、冷え、運動不足など、さまざまな原因によっておこります。
特に、身体が冷えて血行が悪くなると子宮の筋肉が硬くなり、不要な子宮内膜を排出するために子宮が強く収縮することで、生理痛を引き起こすといわれています。
生理中にエクササイズやスポーツをする場合は、身体が冷えないように室温を管理する、ウェアを重ね着するなどして工夫しましょう。
動きに集中して脳のリラックスを誘う
ピラティスは常に身体の動きに集中し続けるエクササイズ。
微細な背骨の動きや骨盤の傾きに意識を向けながら動いていくとで、自然と脳が「瞑想」状態になります。
イエール大学の研究によると、瞑想などのマインドフルネスは、脳が意識的な活動をすること、集中した状態を作ることができ、これにより、脳がストレスなくリラックスした状態になるとのこと。マイナス思考になりがちな生理の時こそ、ピラティスの瞑想効果で気持ちをリラックスさせましょう！
動きができなくても気にしない！気分転換と割り切る
生理中は、身体にさまざまな変化がおこりますよね。
腰が痛くなったり、下半身が重くなったり、動きが鈍くなったり…。注意力が散漫になり、バランス系のエクササイズがうまくいかない、ということもあるかもしれません。
生理中にピラティスのレッスンを受けると、いつもの自分の状態と違うことに、驚くこともあるかもしれませんが、生理中の無理は禁物です。
エクササイズがうまくできないことを気にするより、「今日は気分転換のために楽しむ！」と割り切って、自分の状態を受け入れ前向きな気持ちを保ちましょう。
生理中のウェア選びのポイントは？
経血漏れや冷えなど、気になるポイントが多い生理中のウェア選びについてのポイントをご紹介します。
締め付けが強いブラトップやレギンスは避けよう
ピラティスやヨガのウェアは、ピッタリを選ぶ方が多いですよね。
しかし、むくみの出やすい生理中は、締め付けが強いウエアが血行不良をひきおこし、生理痛を悪化させる可能性も。
特に、アンダーバスとがきついブラトップや、腰回りが締め付けられるレギンスは注意が必要です。生理中はむくみにより、いつもは問題なく着れるウェアがきつく感じ、呼吸や動きを妨げてしまうこともあります。
手持ちのワードローブの中でも、サイズに余裕のあるウェアを選ぶと安心でしょう。
五本指靴下やハラマキで冷えない工夫を
生理の時は、身体を冷やさないことが鉄則。ピラティスのウェアは、身体の動きにフィットする薄手のものが多いため、レッスン中に身体を冷やしてしまう可能性があります。
レッグウォーマーや上着、締め付けすぎないハラマキなどで、体温調節ができるように準備をすることが大切です。
万が一に備えたブラックやネイビーのボトムスが安心
ピラティスのエクササイズでは、頭より骨盤の位置が高くなる体勢（逆位）をとることもあります。
万が一経血が漏れてしまったときに備え、黒や紺など、暗い色味のレギンスやパンツを選びましょう。サニタリーショーツのラインが気になるという方は、レギンスの上にショートパンツを重ねたり、長めのトップスでカバーするようにすると、冷えも防げるので安心です。
月経サイクルに合わせたセルフケアのポイントとは？
生理は月経ともいい、月のサイクルのように女性の身体は変化します。女性のこころと身体が月経サイクルにあわせて変わるように、セルフケアも少しずつ変えていくと効果的です。
生理前
生理前はお肌の調子が悪くなりやすく、むくみが出やすいタイミングでもあります。
この時期は徐々に、骨盤が開く時期。
身体の老廃物を溜め込みやすくなるため、マッサージなどで身体をほぐしてむくみを取ることを意識しましょう。イライラが気になるという方は、短い時間でも瞑想を。
生理中
生理中は骨盤が開いて、身体が冷えやすくなる時期。あたたかい服装を心がけ、冷たい飲み物などは避けてスープやカフェインレス・ティーなどで身体を内側からも温めましょう。ピラティスをおこなう際は、呼吸をたっぷりとおこなうことを意識し、軽めの動きを繰り返すことで、全身の巡りをよくして疲れを取りましょう。
生理後
生理後は骨盤が閉じて心身の調子が良くなる時期です。
ピラティスレッスンでは、強度の高いものや、チャレンジングなエクササイズにも挑戦し、代謝をよくするようにつとめましょう。
快適なピラティス習慣をはじめるならzen placeがおすすめ
生理中の気分転換や心身のコンディショニングのためのピラティスは、全国に100店舗以上のピラティス・ヨガ専門スタジオを展開するzen placeがおすすめです。
運動が苦手でもOK！米国認定資格を持つエデュケーターが徹底サポート
ピラティスは、全く運動経験のない人でも手軽にはじめられるエクササイズ。理由は、もともとリハビリを目的として開発されたメソッドだからです。
zen placeは、ピラティス、ヨガ、そしてウェルビーイングの先進国である欧米のさまざまな教育団体と提携し、常に最新情報を取り入れています。レッスンを提供して終わりでなく、レッスン中1人1人の身体の状態をしっかりと見て、正しい身体の使い方になるよう丁寧に指導してくれるので、ピラティス初心者の方も安心です。
全国にあるzen placeスタジオの相互利用可能
全国に100店舗以上のスタジオがあるzen placeは、全店で相互利用が可能です。仕事の日は職場の近くのスタジオで、お休みの日は家の近くのスタジオでレッスンを受けられるのが魅力。また、ピラティス・ヨガの両スタジオを利用できるため、リラックス重視の日はヨガ、エネルギッシュになりたい日はピラティス、というように目的に合わせてレッスンを選択することが可能です！
経血漏れが気になる日は自宅でオンラインのレッスンを
zen placeスタジオでおこなわれているグループレッスンを、オンラインライブ中継で受講することができます。外出が難しい時や、周りの目が気になる方も、ご自身のペースでピラティスを受けることができ、充実した時間を過ごせます。早朝6時〜22時まで、自身のご都合に合わせて幅広い時間帯から目的に合ったレッスンを選択可能。
生理中もピラティスで心身ともにリフレッシュ！
生理中にピラティスをおこなうことで、生理痛が緩和されたり、気分がリフレッシュしたりと、いいこと盛りだくさん。
ピラティスで骨盤底筋を鍛えたり、全身をつかったエクササイズで血行を促進したりすることで、生理中の不快感を撃退しましょう！
この機会に是非、zen placeピラティスの体験をしてみてはいかがですか？
zen place ピラティスについて