ピラティスは内臓脂肪の燃焼にも効果があるの？

ピラティスは全身の代謝を向上させるため内臓脂肪の燃焼にも効果的とされています

ピラティスのエクササイズは内臓脂肪の燃焼にも高い効果の期待できるものとして注目を集めています。
なぜエクササイズが内臓脂肪にまで影響を与えるかというと、全身の代謝効率を上げることと関係があります。
ピラティスのエクササイズの特徴は常に骨盤を中心に考案されている事です。
骨盤の位置を修正し、正しい位置でキープさせることにより、体全体の機能の向上を目指します。
なぜ骨盤の位置がそれほど大切なのでしょうか。
なぜなら、骨盤の位置が歪んでいると体全体が歪んでしまうからです。
体全体が歪んでしまうと、内臓の位置も正しい位置ではなくなります。
それによって代謝が落ち、内臓機能も正しく機能しなくなる恐れがあるのです。
そのためピラティスは内臓にも影響を与えるエクササイズなのです。

呼吸法でインナーマッスルが刺激されます

ピラティスのエクササイズの特徴の一つはその独特な呼吸法にあります。
それは「胸式呼吸」という呼吸法です。
腹式呼吸というのは比較的誰でも聞いた事のある呼吸法だとは思いますが、胸式呼吸は腹式呼吸とは少し目的が異なります。
腹式呼吸は体をリラックスさせることを主な目的としているため、ヨガなどではエクササイズの前に体を落ち着かせるために行いますが、ピラティスにおける胸式呼吸は、その呼吸法自体がひとつのエクササイズとして成立します。
方法としては、鼻から息を吸い込み口から吐き出す流れの中で、胸のふくらみと、体の中心への縮まりをイメージして行います。
その際にろっ骨が大きく動くことになります。
その結果、インナーマッスルを刺激する事が可能となり、体の内側から筋力を向上させることが期待できるのです。
まずはこの呼吸法をマスターする事により、体全体の代謝向上の基礎を作り、内臓脂肪の燃焼につなげる事を期待できます。
また、この方法であれば体が弱く激しい運動ができなくても行う事ができますので、ぜひマスターしておきましょう。

ピラティスで骨盤の歪みを正しましょう

ピラティスのエクササイズは骨盤の位置に重点を置いています。
どれだけ筋トレをしても、骨盤の位置が歪んでいるとバランスよく体を作っていくことが困難です。
そして、日々の生活習慣でどうしても骨盤は歪みがちで、そのため体全体が歪んでしまうという弊害は容易に起こり得るものです。
ですから、まずはピラティスのエクササイズで骨盤の位置を修正し、体の歪みを正すことが先決です。
もし体の歪みを正すことができれば、バランスのよい筋肉や骨格となります。
そうする事によって、内臓も正しい位置へと修正されます。
正しい位置に戻った内臓は本来の働きを十分に発揮する事が可能になります。
ですから、骨盤の矯正は体全体のバランスだけでなく健康面でも非常に重要と言えるのです。
同時にピラティスのエクササイズは、骨盤を正しい位置にキープするためにインナーマッスルの強化を重点的に行えるため、体全体の代謝効率の向上も期待する事ができます。
それは、内臓脂肪の減少にも効果的と言われています。

誰でも始める事ができます

ピラティスは他のエクササイズと異なり、たとえ体が自由に動かせない状況でも個人に合わせた、ふさわしい負荷をかけることにより始める事ができることも特徴の一つです。
他のエクササイズによっては、無理に体を動かし過ぎたためにかえって筋肉を痛めてしまったり、激しい運動のためにすぐに挫折してしまったりすることなどが懸念されます。
一方で、ピラティスは非常に簡単な動きを取り入れ、短時間でも行う事ができるため、誰でも、少しずつでも続けやすいエクササイズとして認知されています。
その理由はピラティスが考案された背景にあります。
実はピラティスは、戦時中の負傷兵のリハビリメニューとして考案され、発展してきたのです。
ですから元々、医療目的で用いられていました。
つまり、体を自由に動かす事の出来ない人を対象にして筋力アップや体全体の健康面での底上げによる早期回復を可能とするために発展してきたのです。
ですから、体に無理な負荷をかけることなく続けることができるよう工夫がされています。

（まとめ）ピラティスは内臓脂肪の燃焼にも効果があるの？