ピラティスの由来とは？

ドイツ人の元軍看護師が発案者であるピラティス氏が、名前の由来となっています

ピラティスは、ドイツ人の元従軍看護師であるピラティス氏の名前から由来しています。
元は戦争の負傷兵の身体機能回復や精神の安定などのリハビリを目的として、発案されたのがピラティスの始まりです。
その後、ピラティスには体幹鍛えて身体機能を高め、体の不調を解消させるなどの効果が期待できることがわかり、世界中に広まっていきます。
動作もゆっくりで負荷も調節できるため、年齢などを問わず子供からお年寄りまでできるエクササイズとしてメジャーになりつつあります。

ピラティスは元は、戦争の負傷兵のリハビリ目的で発案されたのが由来です

ピラティスはジョセフ・H・ピラティスというドイツ人が考案したエクササイズです。
ピラティス氏の名前に由来し、現在ピラティスと呼ばれているのです。
現在では身体機能の向上を目指したり、姿勢を正しくしたりするエクササイズとして広く知られています。
しかし、当初は第一次世界大戦でケガを負った兵士が、ベッドで寝たままでもできるリハビリとして発案されたのが始まりです。
ピラティス氏は、幼少期から体が弱くて喘息などの持病を抱えていました。
体を少しでも強くするために、さまざまなスポーツに取り組み、身体運動についても勉強しました。
そして、ボクサーやトレーナーなどの職業に就き、第一次世界大戦では捕虜となって、負傷兵の手当てをする看護師として活躍しました。
その後、運動生理学などさらに詳しい勉強をしてピラティスを作り上げたと言われています。
ピラティスの理論が確率されて以後は、ニューヨークにもピラティススタジオを開設し、多くのダンサーやスポーツ選手からも支持され、現在に至ります。

インナーマッスルの強化や姿勢を正すなど、ピラティスはさまざまな効果をもたらすと言われています

ピラティスは、リハビリ目的で始まり、日常生活の動作では鍛えられない筋肉や関節などが、ピラティスで意識的に動かし鍛えることができるとされています。
そしていつしかリハビリ以外にも、心身に良いとされるエクササイズとして広く世界中に広まりました。
体への負担も軽く、動きも基本的にはゆっくりなので現在は年齢や性別を問わず、多くの方に支持されるようになっています。
ピラティスは負傷した体の機能の回復や筋肉の強化、精神の安定となどをもたらすリハビリ要素を含んでいます。
そのため、心身にさまざまな効果があるとされています。
まず、筋トレでは鍛えられない深層部の筋肉（インナーマッスル）を強化し、体幹を鍛えて姿勢を正す効果が期待できます。
さらに体幹が強くなると、骨盤の歪みや肩や首のこりが改善されるとも言われています。
また、内臓を動かしてエネルギーを生み出す基礎代謝をアップさせ、脂肪燃焼を促すことで、メリハリのあるボディ作りにも良いとされているのです。
そして呼吸法により、酸素が全身に行き届くため心が落ち着くだけでなく、脳の働きが活性化して集中力が高まるなどの効果もあるとされています。

独学だけではなくレッスンに通ってみるのも良いでしょう

ピラティスに興味があって、もっと知りたい実際にやってみたいと思われる方もいるでしょう。
ピラティスの教本やDVDなども市販されており、ネットでも動画がたくさん紹介されているので見よう見まねで始めることは可能です。
しかし、実際には本やDVDと同じような動きや呼吸法などは習得できにくいと言われています。
その理由としては、左右の身体のバランスが違っている、無意識に肩が上がってしまう、猫背で頭の位置が違うなど一人一人の身体には独特のクセがあるからです。
自分の姿を鏡で見ながらポーズを行っても、自分では正確なポーズができているかわかりづらいものです。
間違っていれば、本来鍛えられるべきインナーマッスルが強化されませんし、関節や骨などを傷めてしまうリスクもあります。
そうなると、ピラティスは自分には向いていないとマイナス思考になり、正しく学ぶことなくやめてしまうという方も出てきます。
ピラティスは、さほど難しいエクササイズではありません。
ですが、やはり初心者の場合は正しい呼吸法や動作を身につけるためにも、レッスンに通って習得されることをおすすめします。

（まとめ）ピラティスの由来とは？