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HIITで血圧が改善できる?

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HIITは高血圧の予防に役立つとされています


HIIT(高強度インターバルトレーニング)は、短時間で高い負荷のかかる運動を集中的に行うトレーニングです。身体の力を出し切って行う必要があるトレーニングのため、HIITで身体の各機能が活性化されやすいといるでしょう。
HIITでは筋肉を思い切り使うため、運動エネルギーがかなり消費されてエネルギー消費に必要な酸素や栄養素を運ぶ血液の流れの改善も期待できるといます。

HIITは心肺機能の向上が期待できるトレーニングとされています

これまでは心肺機能を高めるためには、長時間の有酸素運動を行う必要があるとされていました。ところが、HIITは運動の強度を最大まで高めることによって、短い時間でも運動の効果を引き出すことが期待できる運動として注目されています。

最大酸素摂取量

HIITは、全力ダッシュを何回も行うような強度の高い運動といます。そしてHIITを行うときには、高い強度の運動をするために、身体に大量の酸素が取り込まれるとされています。
身体に酸素を取り込む能力の高さは「最大酸素摂取量」で表され、最大酸素摂取量が高くなると運動のパフォーマンスが向上することが期待できます。

血管の健康維持

HIITで強度の高い運動が行われると、取り込んだ酸素を筋肉に運ぶ必要があるでしょう。HIITでは、強い運動を行うために心肺機能のアップとともに血流の改善も望めるといます。
血液の流れを改善するために、血管が拡がり、血圧が下がることが期待できます。運動を続けていれば、血圧が上がらないようにコントロールすることにつながるでしょう。

HIITは高い負荷をかけて行うトレーニングといます


HIITは、インターバルトレーニングの強度をさらに高めたトレーニングとされています。HIITでは、負荷の低い有酸素運動を行ったときの6倍もの脂肪の燃焼が期待できるともいわれています。

HIITの方法

HIITは、20秒間高い強度の無酸素運動を行った後に10秒間強度の低い有酸素運動を行い、このセットを休まずに4種目、2周行うのが基本的な方法とされています。HIITでは心拍数を大きく上げて、呼吸が苦しくなるほど限界ギリギリまで身体を追い込むことが重要といわれています。

トレーニング効果

HIITで行う運動の種目は、ダッシュやエアロバイク、筋力トレーニング、エクササイズなど幅広い種類から選ぶことが可能です。有酸素運動を行うと筋肉が落ちる場合があるといわれていますが、HIITでは、筋力トレーニングに近い動きのメニューを取り入れることで、より筋肉を落とさずに脂肪だけを燃焼させる働きがあるとされています。
もしトレーニングによって筋肉が落ちると、基礎代謝が下がり脂肪がつきやすい身体になったり、体力や心肺機能などが下がったりする場合もあるでしょう。HIITでは必要な筋肉を鍛えられるように考えてメニューを選ぶことが重要といます。

高血圧にはさまざまな原因があります

血圧コントロールが行われていないと、将来的に高血圧になってしまう場合があります。高血圧の状態は血管の老化につながり、動脈硬化、心筋梗塞などのリスクを高めるとされています。
高血圧にならないようにするには、さまざまなことに気をつける必要があるでしょう。

肥満

身体に脂肪や内臓脂肪がつくと、血圧が上がり、動脈硬化や心疾患のリスクが高まるとされています。最近体重が気になってきたというときには、血圧も上がってしまう恐れがあるでしょう。
BMI(体重(kg)/身長(m)×身長(m))が25以上の場合には肥満と判定されるので、注意が必要です。

運動不足

運動を行うと、ストレスの解消や肥満の予防、心肺機能の向上などに役立つとされています。運動不足では血圧が高くなる肥満になりやすいため、日常生活に運動を取り入れることが重要といます。

加齢

加齢により血管の老化も進むといわれています。血管は老化により弾力が無くなって徐々に硬くなっていくため、加齢とともに血流が悪化しやすくなるでしょう。
血管が老化すると肌や髪のトラブルが生じるなどエイジングが進み、血圧以外に美容面などの問題も生じるとされています。

塩分・脂肪

塩分のとり過ぎは体内の水分を増やして血流を増加させるといわれています。そして、動物性脂肪や糖分の過剰摂取は肥満や動脈の硬化の原因になるとされています。
日常的に摂取量が多すぎると高血圧の原因となるので、摂取量に注意しましょう。

HIITには大きなメリットと注意すべきポイントがあります


HIITを行うと、高血圧の予防効果が期待できるとの研究結果が発表されています。HIITでは、心肺機能を高めて脂肪を燃焼するなどの運動効果が期待できるといわれているため、高血圧や心疾患の予防に適しているといるでしょう。
ただし、高血圧の方がHIITを行う際には注意が必要といます。

内臓脂肪の減少

HIITでは、短時間で全力を出し切る負荷のかなり高い運動を繰り返し行うため、運動の後にもエネルギー消費が高い状態が続きやすくなるとされています。運動をした後に何時間もエネルギーが大量に消費され続けることはアフターバーン効果と呼ばれています。
このアフターバーン効果では、身体の脂肪がかなり燃焼されてエネルギーとして消費されるでしょう。脂肪の燃焼が促進されるため、なかなか落とすことができない内臓脂肪の減少も期待できます。
脂肪の燃焼は、高血圧の原因となる肥満の予防にもつながるといます。

高血圧の方が行う場合には注意が必要

基本的に、運動をすると一時的に血圧が上昇した後に、徐々に酸素などを運ぶため血流が改善されて血圧が下がるといわれています。運動により、血圧を上げる働きをするホルモンが減少して、血圧を下げるホルモンが増加する場合もあるでしょう。
高血圧を改善するためには、このような運動による血圧の改善を目的とする「運動療法」も存在します。ただし、運動療法の場合には最高心拍数が高すぎる運動が適さない場合もあります。
血圧の高さがすでに気になっている場合には、HIITを行う前に医師に相談してから行うようにしましょう。

(まとめ)HIITで血圧が改善できる?

1.HIITは高血圧の予防に役立つとされています

HIITは短時間で身体の力を出し切るほどの高い負荷の運動を行うトレーニングとされています。身体を思い切り動かすため、エネルギーの消費が激しく、必要な酸素や栄養素を運ぶ血流の改善が期待できるでしょう。

2.HIITは心肺機能の向上が期待できるトレーニングとされています

HIITは、全力の運動を何度も繰り返す強度の高い運動のため、身体に酸素を取り込む能力や酸素を筋肉まで運ぶ血流が改善するといわれています。運動を続けることで、高血圧の予防にも役立つでしょう。

3.HIITは高い負荷をかけて行うトレーニングといます

HIITは強度の高い運動の後に強度の低い運動を行い、8セットほどこれらの運動を繰り返すトレーニングといわれています。さまざまな種目の運動で、筋肉を落とさずに脂肪を燃焼させるなどの効果が期待できるとされています。

4.高血圧にはさまざまな原因があります

日常的に血圧をコントロールしていると、重大疾患につながる高血圧を予防することができるといわれています。肥満や運動不足、加齢、塩分の過剰摂取など、普段から気をつけて生活することが大切といます。

5.HIITには大きなメリットと注意すべきポイントがあります

HIITは高血圧の予防に適しているとの研究結果も発表されています。脂肪の燃焼や血圧を下げるホルモンの分泌などさまざまなメリットが期待できます。
ただし、高血圧の方がHIITを行う場合には、医師に相談してから行いましょう。

 

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