カメラ目線の少女

マインドフルネスと子育

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今回はマインドフルネスと子育てというテーマで話しを進めていきたいと思います。
今、子育て中の方、これから子育てを迎える方、子育てに悩む方、
それ以外にも子供と接する機会がある方などの参考になればと思います。
子供は無邪気で大人から見ると突拍子もなく不思議な視点をたくさん持っています。
みんな昔はそうだったのにいつの間にか大人になると忘れていることを
子供たちは気づかせてくれます。
今回はそんな視点でお話しを進められればと思います。
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子供はきづきの天才・マインドフルネスの先生

唐突ですが、私には息子が二人います。
長男は今年から幼稚園に通っています。
朝、幼稚園に長男を送ってから仕事に行くことがあります。
先日、いつものように息子と幼稚園に向かっていると
急に私の手を引き長男が道路脇の草花をみて、
「わーみて!すごーい。むらさきしきぶ。きれい!!」と感嘆の声を素直にあげて
「こっちのはーまだみどりいろい。わー!」と喜んで笑っていました
(なぜかむらさきしきぶの名前をしっていてビックリしますが)。
むらさきしきぶというのは秋ごろ紫色の実をつける草花です。
長男のこういう仕草、素直に気づき喜ぶ姿はまさにマインドフルネスだと感じます。
子供は瞬間瞬間に生きていて素直に感じ取る力を持っています。
日常の自然に気づき感嘆するという事は正に今を感じていて
マインドフルネスを体感しているという事でしょう。
私たちは成長するにつれて思考することを中心に据えた、
生活スタイルを身に着けていきます。
いつしか大人になってみると子供の感じる力が弱まり
気づけなくなることが増えてしまいます。
子供はそんな大人達にいろいろな示唆を大人に与えてくれます。
“いない、いない、ばあ”を大人同士でやったらつまらないですよね。
というか、やりませんね。(本気でやったら大人同士でも実は面白いかもしれない!)
でも、子供とすると楽しいのはなんだろうといつも思います。
一歳の次男は“いない、いない、ばあ”とするだけで素敵な笑顔を浮かべてくれます。
素朴な楽しさのようなマインドフルネスを子供たちは毎日与えてくれます。

マインドフルネスに育む

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子育ては始まってみると気づかされることがとても多くあります。
子供たちは常に恐るべきスピードで成長していきます。
本当に常に変化しています。
毎日毎日、新しいことが少しずつできるようになり
その変化を感じながら生活することは子供にも親にも大切な時間でしょう。
そして、子育てはただ羨ましがられるようなものではないという事も
子育てしてみると始めて理解できるでしょう。
子育てはただハッピーなものではなく、
時に子供は極限まで親をあの手この手で追い詰めます。
夜中に何度も夜泣きで起こされたり、
急な発熱で病院に駆け込んだり。
私の家の場合は二人同時に大泣きして妻を途方にくれさせたり、
変なものを飲み込んで心配をかけたり、兄弟で喧嘩して弟が鼻血を出したり。
毎日戦いのような側面もあります。
修羅のような側面もあれば、兄弟機嫌よく遊び天使のような側面も見せてくれます。
母親・父親であることを試すかのような試練と喜びの連続で
子供は育っていくものだと私は感じています。
マインドフルネスに育むとは子供からの暗号のようなメッセージによく親は気づきを向け、
気を配って親子ともに苦楽を味わうという事かもしれません。

マインドフルネスに叱る・躾る

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叱るというのは子供の躾をするということです。
私はまだまだ未熟な父親ですが、親は子供にただこれはダメ、あれはやってはいけない、
親の思い通りにならないから感情をぶつけるという方法は良くないように思います。
子供はとても頭がよいものです。
しっかり心に伝わるように話し、言って聞かせると
しっかりそれに答えようとしてくれます。
そして、子供と向き合う時は真摯な姿勢で向き合う必要があります。
気がそぞろなのはよくありません。
スマートフォン・パソコン・テレビなど「~ながら」子供と向き合うのではなく
しっかり子供と向き合うことをする必要があります。
その中で子供に気づきを向けて子供にとってよりよいアドバイスをして
その子にとってよりよい成長を迎えられるようにしていくことが大切でしょう。
とはいえ、子供を育てるエネルギーやストレスは相当のものだと思います。
本当に怒りたい時は怒ることもあると思います。
その時、怒った後も、怒る感情に振り回されないようにすることが大切です。
怒った後の呼吸の感覚・身体感覚に立ち返り、マインドフルネスを子育てにもうまく取り入れ
子供に対するフォローをしっかりすると良いでしょう。
私の家では親のどちらかが怒ると一方は怒りません。
暗黙でそのようになっています。
子供の脱出口もしっかり確保しておくとよいかもしれません。

家庭に気づきを向け、築く

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私の妻は結婚する時に東京大学名誉教授の大井玄先生から次のように訓示をいただいたそうです。
「家庭を持つことは航海のようなものです。
凪いだ日もあれば大嵐の日もあります。
二人で力を合わせて大嵐の日もうまく乗り越えて。
新しい船で素晴らしい航海をしてください。」
この航海には地図も羅針盤もなく行先もまだわかりません。
どのような方向に人生が方向づけられるのか?
新しく船に加わった二人の子供とどのような航海をするのか?
今になって思いますが、マインドフルネスはこの子育てや家庭を気づいていく地図であり羅針盤になりうるものだと感じています。
私たちの人生をよい方向に導いてくれる力をマインドフルネスは持っていると思います。
子育てを通じ、私はマインドフルネスによる「気づき」を子育てに取り入れ、家庭への「築き」に発展できると素晴らしいなと日々感じています。
googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
BASIピラティスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うピラティス専門スタジオです。
BASIピラティス HP:basipilates.jp

<ライター>

長谷川 洋介uid000001_2014011323060468f6bfd0
医療法人和楽会 ヨーガ講師。東京マインドフルネスセンターにて指導。
法政大学卒業。2006年ヨーガを始める。
「マインドフルネスは今を大切に生ききることです。そして、マインドフルネスは生活の中で実践していくことがとても重要です。センターではヨーガやメディテーション等を通じ今に意識を向け、いろいろな気づきを得る練習をします。マインドフルネスを皆さんと一緒に実践し心と体を調えていきましょう。」
(社)ヨーガ療法学会 ヨーガ講師養成講座修了
東洋鍼灸専門学校卒業
鍼灸師(国家資格)
あんまマッサージ指圧師(国家資格)
ジョン・カバットジン博士「MBSRワークショップ」修了
介護予防運動指導員

 

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