ピラティスをする女性

ピラティスは猫背による胃痛を改善できる?

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ピラティスは猫背が原因の胃痛を改善するのに高い効果を発揮します


ピラティスはインナーマッスルを強化できる、胸式呼吸とポーズを融合させたエクササイズです。
首や骨盤周りのインナーマッスルを鍛えることで、背骨をしっかり支えることが可能となるため猫背の改善にも効果的だとされています。
猫背は前かがみの姿勢が胃腸を圧迫し、脊髄を通る自律神経のバランスを乱して胃酸過多を招きやすく、胃痛の原因の一つと言われています。
胃痛を放置すると、胃潰瘍や逆流性食道炎などの深刻な病気を引き起こすリスクがあります。
でもピラティスの胸式呼吸を用いた「三角のポーズ」を習慣的に行えば、猫背が徐々に改善されて胃痛も和らぐ効果が期待できます。

猫背により自律神経が乱れ、胃痛がおこるといわれています

猫背が原因で胃痛が起こる場合もありますが、そのカギは自律神経の乱れにあります。
通常胃は、食べ物の消化を担う胃酸の分泌が増えすぎ、胃壁を守る粘膜が追い付かなくなると胃の中が荒れて胃痛が起こります。
頸椎を通る自律神経は、胃酸を含む分泌液の分泌量をコントロールする役目をしています。
ところが、猫背になって背中が丸まり、首が不自然に前屈することで頸椎の中を通る自律神経が圧迫されます。
すると脳や脊髄に栄養を送る髄液の分泌も滞り、自律神経がうまく作用しなくなってバランスが崩れるため、胃へ分泌される胃酸量も必然的に増え始めます。
そうなると、防御因子である胃粘膜が胃壁を守りきれずに胃の中が胃酸で一杯になり、胃壁が薄くなったり傷ついたりして胃痛が起こるというわけです。
また、猫背になると前屈姿勢になってお腹が不自然なくの字形になるので、胃や腸が常に圧迫された状態になるため、消化がスムーズに行えなくなり胃痛が起こることもあります。

猫背による胃痛を放置すると病気になる可能性もあるといわれています

猫背は毎日の長時間によるパソコン作業や、寝相の悪さなどが原因と言われています。
猫背になると、自律神経のバランスが崩れ、前かがみの姿勢が胃腸を圧迫して胃痛が起こりやすくなります。
しかし猫背による胃痛を、胃薬の服用などで胃痛だけを一時的に抑え、猫背をそのままにしていると、徐々に胃腸や周辺器官が傷ついて機能低下を起こし、深刻な消化器系の病気を発症することがあります。
猫背により胃酸の分泌量を調節する自律神経の働きが悪くなり、胃酸過多を招くことで胃壁が酸に侵されてただれて出血したり、ひどい場合は潰瘍ができたりすることもあります。
更に、猫背の前かがみの姿勢により腹部に圧力がかかって腹圧が上がり、胃の中の圧力が上昇して胃酸が食道に逆流する可能性もあります。
食道には胃粘膜のように、胃酸に対する防御因子が存在しないので、ダイレクトに胃酸の影響を受けます。
すると逆流性食道炎を発症して食道が胃酸によって溶かされてただれるほか、潰瘍ができる場合もありえます。

猫背を改善し、胃痛を取り除くにはピラティスの「三角のポーズ」がおすすめです

胃痛の原因となる猫背を解消するには、ピラティスの「三角のポーズ」がおすすめです。
ではやり方を見ていきましょう。

  1. 肩の力を抜いて、体をリラックスさせながら背筋を伸ばしてまっすぐに立ちます。
  2. 左足を後ろにひいて、右足を前にし、左右の足が直線になるような姿勢をとります。
  3. しっかり息を吸いながら、両手を肩の高さまで胸を開くような感じであげて止めます。
  4. そのまま右に状態を倒しながら息を吐いてきます。
  5. 右側へ限界まで倒したら、次は息を吸いながら元の位置に戻します。
  6. 同じように今度は状態を左側に倒して、ゆっくり起こします。

4~6までを10回程度は繰り返し行えるように頑張ってみましょう。
呼吸を行う時は、胸からお腹にしっかり酸素を取り込むことを意識しながら、胸とお腹を十分に膨らませ、吐く時はすべての空気を吐ききるような感じで胸とお腹をペタンコにするまで吐きましょう。
やっていくうちにコツがつかめて、体が慣れてくるので継続して行ってください。

(まとめ)ピラティスは猫背による胃痛を改善できる?

1.ピラティスは猫背が原因の胃痛を改善するのに高い効果を発揮します

ピラティスは、胃痛の原因となる猫背を改善するのに効果的なエクササイズです。
猫背を放置すると胃痛が悪化し、深刻な病気を引き起こすことがあります。
猫背による胃痛改善にはピラティスの「三角のポーズ」が効果的と言われています。

2.猫背により自律神経が乱れ、胃痛がおこるといわれています

猫背により、分泌液量をコントロールする自律神経の働きが妨げられ、胃酸過多になり胃痛を引き起こすことがあります。
更に、前かがみの姿勢になるため胃腸に圧力がかかり、消化不良になって胃痛を感じる機会が増えるのです。

3.猫背による胃痛を放置すると病気になる可能性もあるといわれています

日常の生活習慣で猫背になると、自律神経が乱れて胃痛を引き起こします。
猫背を放置すると、胃痛が慢性化して胃壁が酸に侵されるほか、腹圧がたまって胃潰瘍や逆流性食道炎などの消化器系の病気を引き起こすリスクが高まります。

4.猫背を改善し、胃痛を取り除くにはピラティスの「三角のポーズ」がおすすめです

胃痛を引き起こす猫背を改善し、正しい姿勢に戻すにはピラティスの「三角のポーズ」が効果的だとされています。
やり方を覚えて、しっかり胸式呼吸を行いながら毎日続けていくことで猫背改善効果も高まると言われています。

 

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