顎に手を当てる女性

ピラティスの効果は1ヶ月でも得られるの?

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残念ながらピラティスの効果を1ヶ月で得ることは難しいようです

ピラティスで効果を実感できるのは、始めてから3か月程度後と言われています。
理由として一つは、その呼吸法とあらゆる動きに慣れ、ターゲットとする筋肉を使えるようになるまでに、10回程度の回数を行う必要があることが挙げられます。
ピラティスのビギナーでは週1回の頻度が推奨されますが、しっかりと動いていると筋肉痛を起こすことがあり、これによって正しい動きを行えなくなる可能性があるためです。
もう一つの理由として、エクササイズで体幹のコアマッスルを刺激し強化しますが、筋肉に変化が現れ始めるのにも3カ月程度を要するといわれています。

ピラティスでのあらゆる動きに慣れるまでにも数カ月を要します

ピラティスでは、呼吸パターンを「胸式呼吸」、つまり息を吸うときに胸を膨らませる方法にします。
またマット上、あるいは各種の専用マシンを使用して様々なポーズや動きを行うことで、主に体幹の深部筋(コアマッスル)を鍛えます。
そうすることで、姿勢を美しくするとともに安定化させるほか、血行や内臓の働きを活性化させるだけではなく、身体と精神の調和をも図ることを目的としています。
ピラティスでの動きやポーズによってコアマッスルを刺激するためには、正しい呼吸法とポーズ、動きを行うことが必要になります。
そして、それら呼吸法やポーズ、動きを正しく行えるようになるまでにも、数カ月を要するといわれています。
ピラティスにおいて正しい動き、ポーズを行うためには、動きの中であらゆる関節の動き具合やその向きに意識を払う必要があります。
多くの人の場合、それを初回レッスンから行えるというというのは難しく、筋肉を十分に刺激できるような動きを行えるようになるまでには、3ヶ月~半年ほどかかるといわれています。
また、ピラティスにおいてターゲットとなっている筋は、普段さほど意識して使う筋肉という訳ではありませんから、十分な筋力があるという人は少ないでしょう。
そんな中で、それらの筋肉を使う動きを行うのですから、すぐには正しいポーズをとることが難しくなるのです。
「何だ、1ヶ月では効果はでないのか」と思われるかもしれませんが、身体は不思議なことに3ヶ月周期で変化していきます。
ですから、諦めずにまずは続けることが大切だといえるでしょう。

ビギナーは週1回のエクササイズから始め3ヶ月で効果が現れると言われています

ピラティスの創設者、ジョセフ・ピラティスはピラティスエクササイズについて、違いを本人が実感し始めるのは10回続けた頃だと話しています。
それならば、「毎日ピラティスを行っていれば、1ヶ月で効果が現れるのではないか?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
ですが、ピラティスエクササイズにおいては、ビギナーは週1回のクラスからを勧めていますし、ご自身の体のためにも初めから毎日ピラティスを行うという目標を掲げることは、避けておくことをおすすめします。
ピラティスにおいては、普段積極的に使うことの少ないコアマッスルを刺激します。
普段あまり使われることのない筋肉をエクササイズで使うことによって筋肉は刺激され、時に筋肉にミクロレベルの傷ができることがあります。
これが筋肉痛の原因となるのですが、人の筋肉は傷みの刺激があると力を十分に発揮できないようになっています。
ピラティスレッスンをしっかり行った翌日、筋肉痛がある状態でピラティスレッスンに参加しても、筋肉痛があるために正しいポーズや動きを行うことは困難です。
そのまま無理にピラティスを続けることは身体に逆に負担を掛ける可能性もあります。
筋肉痛は短い人で3日程度、長い場合は1週間程度で治まりますが、その間に筋肉内の細かな傷が新たな筋肉線維で補われ、筋肉は強くなっていきます。
ですから、ピラティスビギナーでは、週1回のレッスンが勧められるのです。
そして、ジョセフ・ピラティスの言葉にある通り、10回、約3ヶ月を経過する頃には、身体の違いを感じ取ることができるようになるでしょう。

医学的にも筋肉が変化していくのには3ヶ月程度を要します

ピラティスは元々、傷ついた兵士のリハビリを目的として開発されたエクササイズですが、近年では姿勢や体のスタイルを重視するモデルや俳優が積極的に行っていることのほうが目立っています。
ただ、医療のリハビリの現場にピラティスを取り入れたり、独立開業するリハビリ職種がピラティスをエクササイズに取り入れたりするケースも増えてきています。
ところで、医療の現場でも、筋肉へ刺激を与えた結果として筋肉が変化していくまでには、3ヶ月程度は要するとしています。
筋肉の線維の中で実際に運動に関与しているのはごく一部のみで、他の筋肉はお休みしています。
エクササイズでは、そのお休みしている筋肉線維を刺激することから始まります。
強い力を発揮する機会を与えることでお休みしている筋肉線維を働かせ、同時に神経系を刺激します。
お休みしていた筋肉線維では時に線維に亀裂が入り筋肉痛の元となりますが、そこを修復するように新しい筋肉線維が作られることで筋肉が太く強くなり、より大きな力を発揮できるようになるのです。
そして、このようなミクロレベルの変化が獲得されるまでに、3ヶ月程度を要するといわれています。
皆さんがピラティスエクササイズによって得たいものは様々かと思いますが、筋肉やスタイルといった面での変化を期待するのであれば、3ヶ月程度は続けゆっくりと効果を待つことも必要かもしれません。

(まとめ)ピラティスの効果は1ヶ月でも得られるの?

1.残念ながらピラティスの効果を1ヶ月で得ることは難しいようです

ピラティスでの呼吸法と動きに慣れ、しっかりと筋肉を刺激できるようになるまでには、週1回のエクササイズを10回程度続ける、3カ月程度を要するといわれています。
また、筋肉も強化されるまでには、3カ月程度の期間が必要になります。

2.ピラティスでのあらゆる動きに慣れるまでにも数カ月を要します

ピラティスでは胸式呼吸パターンと正しいポーズや動きの実施を大切にしています。
ただ、普段さほど積極的に使うことのない筋肉を使って動きますので、正しい動きを会得するまでにも半年前後の期間を要します。

3.ビギナーは週1回のエクササイズから始め3ヶ月で効果が現れると言われています

ピラティスビギナーではエクササイズ後に筋肉痛を自覚する人が多く、週1回のクラスへの参加が推奨されています。
創設者ジョセフ・ピラティスは「10回で違いを感じ」と述べ、週1回で3ヶ月通い続けた頃には、身体に何等かの違いを感じ取れるでしょう。

4.医学的にも筋肉が変化していくのには3ヶ月程度を要します

ピラティスエクササイズによってコアマッスルを鍛え姿勢やスタイルを変えるためには筋肉における変化が必要ですが、これにも3ヶ月程度を要します。
筋肉では強化の前に神経系や筋肉線維の数を増やすなどの変化が必要なためです。

 

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