ピラティスをする女性

ピラティスとジムで効果はどう違うの?

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ピラティスとジム、筋肉を刺激する点は同じですが、狙う効果には違いがあります

ジムでのトレーニングも、ピラティスも、エクササイズによって筋肉を刺激する点では同じかもしれません。
ジムではダンベルやマシンを使って、腕や脚の一運動方向の筋肉を強化し、重さや回数によって刺激される筋肉の種類は異なります。
ですが、ピラティスの場合、関節周囲の筋肉を刺激するのは同じなのですが、関節の可動域や安定性を重要視しています。
筋肉を強化してパンプアップ、つまり肥大させたいのか、それとも筋肉を刺激することで関節の可動域と安定した動きを獲得したいのかで、エクササイズの種類を選ぶと良いでしょう。

ピラティスでは関節周囲の筋肉を刺激しつつ可動域を拡げながら安定性をももたらします


人間には、あらゆる方向に自由に動く腕と、身体を支えつつ歩いたりしゃがんだりすることを可能にする脚があります。
歩く場合はただ脚を前後に動かす、腕の場合でも自由に動かせているように感じます。
ですが、脚の場合は股関節を介して骨盤に連結しています。
また、腕の場合は肩甲骨がその自由度を確保するために働いていますが、肩甲骨は体幹、特に胸郭の上に浮いた状態にあります。
ですから、脚も腕も、実は体幹がしっかりと安定していなければ自由に動かすことはできません。
腕の場合は体幹が安定していることで肩甲骨を自由に動かすことができ、それによって腕を動かすことができているのです。
ピラティスでは、腕や脚を自由に動かすために重要な体幹の安定性に関与する、深層筋を刺激します。
さらにピラティスの場合、体幹を安定させたうえで、脚や肩甲骨、肩の関節の筋肉を、深層筋も含めて刺激して、関節の安定性を高めることにも寄与しています。
また、肩甲骨の場合、浮いている状態にあるために自由度が高いという利点はあるのですが、安静にした状態での位置がずれているとその可動域にも偏りをもたらし、ひいては腕の可動域にも影響を及ぼすのです。
そのため、ピラティスにおいては安静状態における肩甲骨の位置、医学的にはニュートラルポジションと言いますが、これをスタート位置として常に意識し、あらゆる方向に動かすことで周辺の筋肉にバランスよく刺激を与えているのです。

ジムでのトレーニングでは正しいフォームでエクササイズを行う必要があります


ジムには、様々なマシンやダンベル、バーなどがあり、これらを用いて筋肉を刺激していきます。
また、傾斜を設けたベンチなどがあり、これを用いて腹筋群をトレーニングする方法もあります。
一般的に腹筋を鍛えるという場合と同様、ジムにおいても腹筋のトレーニングでは、仰向けで両膝を立てて頭から体幹上部を起こす方法や、逆に体幹を固定し地面から浮かせた両脚を上下や左右に動かす方法などがあります。
確かにこの方法で腹筋に刺激を与え強化することは可能なのですが、腹筋を強化させある程度の効果を上げるには週3回程度の頻度で、かつ1回あたりのトレーニングである程度の回数をこなす必要があります。
また、特に体幹を固定して脚を動かすパターンの場合、腹筋を強く収縮することを意識して骨盤を十分に固定できる筋力が備わっていないと、脚の重さで腰椎が前方向へ引っ張られ、腰痛を起こす原因になる場合もあります。
ジムでのトレーニングにおいては、股関節や肩など体幹により近い関節周辺の筋肉をトレーニングするには、腕や脚の運動を行う必要があります。
また、肩や股関節周囲のトレーニングを先に行い、後半に膝や肘周囲の運動を行うという順序があります。
これは、膝や肘の運動を先に行い、その周辺の筋肉が疲労してしまうと、股関節や肩に刺激を与えるための運動を行う際に膝や肘を十分に動かすことができず、結果十分な効果を得ることが難しくなるためです。
また、肩や股関節周囲、特に肩の場合は肩甲骨も含みますが、この周辺の筋肉が活動していることを意識したフォームで行わないと、単なる腕や脚の運動になってしまい、効果を得ることが難しくなります。

ジムとピラティス、関節や筋肉へもたらす効果には違いがあります

ピラティスでは、関節周囲の深層筋の収縮を促すための関節の動きを常に意識し、体幹に付随する肩や股関節周辺では関節の安定と同時にその可動性も意識したエクササイズを行います。
代表的な例はやはり、体幹と言えるでしょう。
腹横筋を収縮させて骨盤の位置を固定させることを、常に意識させています。
また、腕や脚の動きを行う際も、この骨盤の固定を常に意識するため、日常生活でも腹部から骨盤の位置を意識しやすくなります。
また、腕や脚のエクササイズを行う際も体幹の固定は維持しますので、腕や脚の動きを安定して行えるとともに、その可動域を拡げつつ筋肉を刺激することができます。
一方、ジムでのトレーニングでは、エクササイズ中は筋肉の収縮や可動域を意識しながら行います。
ですから、筋力をあげ筋肉をパンプアップさせるのには最適と言えるでしょう。
ピラティスと異なる点は、エクササイズで用いる動きは、日常生活で行う動きとは違うものが多い点、また、筋力をアップさせたとしても日常生活では、関節を安定化させるために改めてその筋肉の収縮を意識しなければならないというところにあります。
また、関節の可動範囲は意識するもののニュートラルポジションにはとらわれない点や、その人がもつ関節の可動域内で運動を行うため、可動域を拡げるといった目的を持たない点もピラティスとは異なります。
ジムでのトレーニングとピラティスでのエクササイズでは、目的が異なります。
自分自身の体をどのように変化させたいのか、その目的に応じて、どちらを選択するか決めると良いでしょう。

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(まとめ)ピラティスとジムで効果はどう違うの?

1.ピラティスとジム、筋肉を刺激する点は同じですが、狙う効果には違いがあります

ジムでのトレーニングでは、筋肉個々を強化しパンプアップすることが目的です。
一方、ピラティスでは筋肉を刺激すると同時に関節を安定化させ、かつ可動域を拡げることを目的としているという違いがあります。

2.ピラティスでは関節周囲の筋肉を刺激しつつ可動域を拡げながら安定性をももたらします

ピラティスでは体幹の安定性を常に意識しているので、腕や脚の動きにも安定をもたらします。
また、関節周囲の深層筋も含めて刺激するような動きを行うので、関節の安定性と共に可動域を拡げる効果ももたらすのです。

3.ジムでのトレーニングでは正しいフォームでエクササイズを行う必要があります

ジムトレーニングの場合、正しいフォームでエクササイズを行えば効果を得られますが、フォームが崩れると逆に関節に負担を掛け痛みを誘発する危険性があります。
また、筋肉毎で種目が異なるので、様々な種目を行う必要があります。

4.ジムとピラティス、関節や筋肉へもたらす効果には違いがあります

ピラティスとジムトレーニングとでは、関節の安定性や可動域、日常生活における応用という面で、方法も効果も異なります。
自分がどちらの効果を必要としているのかによって、選択すると良いでしょう。

 

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