ピラティスをする女性

腰痛を緩和できる楽な姿勢にはピラティスがいいの?

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ピラティスは腰痛改善に必要な楽な姿勢を身につけることが期待できます

「楽な姿勢=腰への負担が少ない姿勢」と考えてしまいがちですが、実は逆である場合もあります。
ただ、正しい姿勢では筋肉への負担が少なく長時間保つことができるため、効率の良い姿勢と言われます。
楽な姿勢で最も気を付けたいのが、椅子などに座っている姿勢です。
座り方によっては、かえって腰への負担を増やしてしまい、腰痛の原因を作ってしまう可能性があります。
ピラティスによって骨盤の位置を意識し、それに必要な筋肉の収縮が可能になることで、楽でありかつ腰への負担を減らす姿勢を作ることができます。

立っている状態での良い姿勢では筋肉の活動が少なく楽な姿勢といえます

もしも、人間の体に「関節」という骨と骨の継ぎ目がなければ、骨のみで体を支えることができ、また安定性も増しますので筋肉の収縮が不要となり、立っている状態を長く続けることができます。
しかし、それではその位置から一歩も動くことはできません。
人が重力に対抗して立っている姿勢を保ち続けるためには、それに必要な筋肉が働き続けることが必要不可欠です。
それらは「抗重力筋」と呼ばれ、その多くは体の背中側の方に配置されています。
その筋肉は、寝ている時以外の姿勢ではほぼ活動していて、それでも疲れを感じることなく人は動き続けていられますから、長時間働かせても疲れにくい「遅筋」の割合が多いとされています。
ただ、立っている姿勢を筋肉だけで保っているわけではありません。
人が立っているところを横から見ると、実は抗重力筋への負担を軽くするためのポイントがあります。
「重心線」と呼ばれる仮想の線があり、これらは上半身や脚の関節を伸ばす方向に作用させています。
ですから、少ない労力で立っている姿勢を保持していられるようになるのです。
正しい姿勢とは楽な姿勢であり、これは必要な抗重力筋の働きが最小で済む姿勢でもあるのです。

楽ではあっても逆に腰への負担を大きくする姿勢もあります

では立ち姿勢で、楽ではあるけれど腰への負担が大きくなっている姿勢とは、どのようなものなのでしょうか。
最もわかりやすいのが、「猫背」です。
全ての人がそうだという訳ではありませんが、立ち姿勢から上半身の力を抜くと、自然と猫背になります。
これは、上半身の背筋の働きが緩むことで、頭や肩の重みで体が前に引っ張られることや、腰の筋肉や腹筋が緩むことで骨盤が後ろの方に回旋してしまうために起こります。
この時、腰の骨では本来ある前に凸のカーブが消えており、上半身の重さがすべてダイレクトに腰の骨にかかってしまいます。
腰の骨のカーブは、そこにかかる力を緩衝する働きも持っていますから、このカーブが消えた状態で上半身の重さがかかると腰の骨に大きな負担を強いることになります。
また、上半身の上部が前に倒れて前に引っ張られそうな状態になっていますので、これを引き上げるために背筋は強く働きます。
この姿勢を長く続けると、腰の骨と筋肉に強い負担をかけてしまい、いずれは腰痛を引き起こす危険性があるのです。

ピラティスで正しい姿勢と必要な筋肉を鍛えることで楽で安全な姿勢を獲得できます

正しい立ち姿勢を横から見ると、骨盤からおろした線が膝の前を通り、足の土踏まずあたりに落ちます。
また、耳からおろした線がこの骨盤の線に一致します。
このような正しい姿勢を保持するためには、第一には骨盤の位置が重要となります。
やや前方へ傾斜したような骨盤の位置を保つことで、腰の骨の前へ凸のカーブが得られ、背中が自然と伸びて猫背が解消できます。
ただ、骨盤をやや前へ傾斜させた状態を保つには、腹筋の力が重要になります。
ピラティスでは呼吸法と共に、腹筋の収縮を常に意識します。
そして、骨盤がどのような位置にあるのかに意識を集中させますので、ピラティスを長く続けることで自然と骨盤を正しい位置に保つことができるようになります。
また、腹筋力も鍛えられ骨盤の位置を保つことに寄与しますから、立ち姿勢を楽に保持できるようになります。
骨盤の位置への意識は、腰痛を引き起こしやすい座り姿勢でも起こり、長時間座っていても腰にとって楽な姿勢を保つことにもつながります。

(まとめ)腰痛を緩和できる楽な姿勢にはピラティスがいいの?

1.ピラティスは腰痛改善に必要な楽な姿勢を身につけることが期待できます

楽な姿勢が必ずしも腰にとって負担が少ないという訳ではありません。
特に座っている姿勢などでは、楽な座り方が腰への負担を増やしている危険性もあります。
ピラティスでは腰への負担も少なく、かつ楽な姿勢を意識してエクササイズを行っていきます。

2.立っている状態での良い姿勢では筋肉の活動が少なく楽な姿勢といえます

楽な姿勢=正しい姿勢とはあながち言っていられない場合があります。
しかし、正しい立ち姿勢では必要とされる筋肉の働きが最小であるため、効率よくその姿勢を保ち続けることができるのです。

3.楽ではあっても逆に腰への負担を大きくする姿勢もあります

正しい立ち姿勢は楽な姿勢でもあるのですが、猫背が楽な姿勢という方もいらっしゃいます。
しかし、猫背では腰の骨や筋肉への負担を強めてしまい、その姿勢が長期化すると腰痛を引き起こす可能性があります。

4.ピラティスで正しい姿勢と必要な筋肉を鍛えることで楽で安全な姿勢を獲得できます

ピラティスでは常に、腹筋の収縮と骨盤の位置に意識を集中します。
そのため、ピラティスを長く続けると、自然と骨盤の位置を正しく保てるようになり、腹筋の収縮も可能となるので、楽でかつ腰痛に良い姿勢をとることができるようになるのです。

 

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