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うつ伏せ寝は腰痛を引き起こしやすいですがピラティスで改善することができるといわれています
うつ伏せで寝る習慣がある人は、いわゆる「反り腰」になりやすいといわれています。
なぜなら、実際にうつ伏せで寝てみると分かるように、腰が反った状態になるからです。
反り腰になると、上半身を腰の筋肉だけで支えるようになってしまい、腰に大きな負担がかかります。
そのため、正しい姿勢に比べると、腰痛を引き起こしやすくなると考えられます。
うつ伏せ寝により反り腰を招く要因として、腹筋の低下や筋肉の緊張、普段の姿勢が悪いことなどが挙げられます。
ピラティスによるニュートラルポジションで反り腰を改善していくことが可能だといわれています。
うつ伏せ寝は腰の神経や筋肉に負担をかけるため腰痛の原因になり得ます
うつ伏せ寝は反り腰を招き、結果腰痛の原因になるといわれていますが、反り腰とは一体どのような状態をいうのでしょうか?
反り腰と正しい姿勢の違い
正しい姿勢というのは、立った時に、横から見ると背骨のラインが緩やかなS字になっている状態です。
しかし、反り腰の場合、背骨のラインが急なS字になっており、胸やお尻が突き出ているような状態です。
反り腰は体型に関係なく起こるもので、痩せていてもお腹だけポッコリとでているという人は反り腰を疑った方がよいといえます。
うつ伏せ寝が腰痛を招く原因
実際にうつ伏せで寝てみると分かりますが、うつ伏せ寝は腰が反った状態になります。
この状態で長時間睡眠をとるということは、すなわち、腰の関節に大きな負担をかけることになります。
また、胸から腰にかけて圧迫された状態が続くため、神経や筋肉、内臓にまで悪影響を及ぼす可能性があるといわれています。
反り腰の自己診断方法
自分が反り腰がどうかを判断する方法をご紹介します。
一つは、床に仰向けに寝た時、腰が浮いている状態であるかどうか、また、床と腰の間に手を入れた方が楽になるかどうか……です。
どちらも「YES」だった場合、反り腰を疑った方がよいといえます。
腰への負担を軽減させるには反り腰対策やマットレスの選び方が大切です
うつ伏せで寝る習慣を付けてしまうと、反り腰や腰痛の原因になるだけでなく、骨盤のズレを生じさせたり、歯並びが悪くなったりするなどといったリスクも考えられています。
ですから、なるべくうつ伏せで寝ることを避けた方がよいと思われます。
しかし、ずっとうつ伏せ寝だった人が、ある日突然仰向けや横向きで眠るというのはなかなか難しいかもしれません。
少しずつ他の寝方に変えることを考えつつ、うつ伏せで寝る時には反り腰にならないよう対策を行った方がよいでしょう。
例えば、腰が反った状態を避けるため、腹部の隙間にクッションなどを挟むことをおすすめします。
また、腰への負担を軽減させるため、あまり柔らかいマットレスを選ばず、体圧分散タイプのものを選ぶのが理想的です。
反り腰を改善するためにはピラティスのニュートラルポジションがおすすめです
ピラティスには色々な姿勢やポーズがありますが、反り腰改善にはニュートラルポジションがおすすめです。
ここでは、実際にニュートラルポジションのやり方をみていきましょう。
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。この時、足を腰の幅に開いておくとよいです。
- 手首が腰の骨に当たる位置で、下腹部に向かって三角形を作ります。
- 三角形をイメージできたら、骨盤と同時に下方へ動かしていきます。
- 同じように、今度は上の方へ動かしていきます。
- 3と4を交互に繰り返し、腰骨と恥骨が湯かと並行になったと思ったポジションこそが、ニュートラルポジションです。
ニュートラルポジションを保つことで、背骨の歪みを矯正し、正しい姿勢に改善していく効果が期待できると言われています。
(まとめ)うつ伏せ寝による腰痛はピラティスで改善できる?
うつ伏せ寝というのは、長時間腰が反った状態で眠ることになりますから、当然、「反り腰」になりやすいと考えられ、腰に大きな負担をかけることになります。
ピラティスのニュートラルポジションで腹筋を鍛え、反り腰を改善していきましょう。
うつ伏せ寝は反り腰になりやすい寝方であり、また、腰痛を起こしやすいともいわれています。
立った時に胸やお尻が突き出ている、痩せているのにお腹が出ている、仰向けに寝た時に腰が浮くといった項目が当てはまる場合、反り腰の可能性があります。
腰が反った状態で寝ることを避けるために、うつ伏せで寝る際には腹部の下にクッションなどで隙間を作らないようにするとよいです。
また、柔らかすぎるマットレスは反り腰が悪化してしまうため、おすすめできません。
「ニュートラルポジション」は姿勢を良くし、反り腰を改善する効果が期待できるため、意識して保つことが大切です。
うつ伏せ寝の習慣を変えていくとともに行っていくことをおすすめします。