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ピラティスチューブとは、負荷をかけるためも用いる伸張性のあるゴムのことです
一般的なピラティスは、床にマットを敷いて寝転ぶ、または座るなどして呼吸法を繰り返しながら、さまざまな動作を行うエクササイズです。
そこへ、負荷をかけるために用いられる道具の1つが、伸び縮みするチューブです。
チューブは、左右の足にかけて引っ張るなど用途のバリエーションも豊富です。
さらに、チューブは細長い紐状や薄くて平べったいバンドタイプなど種類も豊富で、強度も異なるので体力に合わせて選ぶことができます。
ピラティスのチューブエクササイズを覚えてやってみましょう。
ピラティスチューブは、負荷をかけるエクササイズで使います
ピラティスやエクササイズで道具を用いるレッスンもありますが、チューブもその1つです。
チューブはゴムのことで、トレーニングチューブという名前でスポーツ用品店でも販売されています。
ゴムの持つ伸張性により、筋肉を鍛えることができるというメリットがあります。
つまり、ゴムを引っ張る力により筋肉に適度な負荷がかかるため、繰り返し継続して行うことで、疲労した筋肉が回復する度に筋肉が強化されていくというわけです。
ピラティスチューブは、左右の足に引っかけて引っ張る、足の裏に引っかけて両手で端を持って引っ張るなどとエクササイズのバリエーションは豊富です。
基本的には、チューブを引っ張る時は筋肉が収縮するので息をゆっくり吐き、ゆるめる時は筋肉もゆるんで広がるので、息をゆっくり吸うという呼吸法になります。
ピラティスチューブは、使い方によって鍛えたい部位のインナーマッスルにピンポイントで効いていくとされています。
そのため、強化させたい部位に意識を集中し、動作をできる限りゆっくり行うのが効果的なやり方となります。
ピラティスチューブは自分に合ったものを選びましょう
ピラティスで使うトレーニングのためのチューブには、いくつかの種類があります。
一般的なチューブと言うと、細長くて中に穴が空いたホース状のタイプや、紐状のタイプです。
持ったり挟んだり、結んだりと用途もさまざまで、数本重ねて使うことで負荷を自由に変えることができます。
さらに、紐状のチューブの両端に持ち手となるグリップがついたタイプもあります。
手でしっかり握れるので、安定感があります。
また、薄くて細長いスポーツタオルのような形状をしているバンドタイプもチューブに1つです。
折りたたんで大きさを変えたり、重ねたりするなど使い方もさまざまです。
紐タイプよりは、力がかかる支点部分が安定しやすいので、筋力が弱い方でも使いやすいと言えます。
ただ、薄いので劣化しやすく、使いすぎると切れることもあります。
そして、8の字の形をしているのがマルチチューブです。
チューブ初心者でも使いやすく、負荷も軽いのが特徴です。
また、ピラティスチューブは強度がいくつかに分かれており、ハードタイプが強度が強いので負荷が大きく、ソフトタイプは負荷が弱いので楽に伸ばせます。
強度や種類など、自分の筋力に合った使いやすいものを選びましょう。
ピラティスチューブを使ったエクササイズをやってみましょう
ピラティスチューブを使ったエクササイズは色々ありますが、簡単にできるものを紹介していきます。
まず、特に下半身を鍛えるのに良いとされるシングルレッグキックを覚え、やってみましょう。
- 床にうつ伏せに寝て、左右の足にチューブをひっかけたり巻いたりして、腰幅位になるようにします。
- 両肘は床に直角について掌でしっかり床を押さえ、頭はやや下向きの体勢にします。
- 息を吐きながら右足の膝をゆっくり曲げ、吸いながらゆるめます。
- 左足も同じように曲げ伸ばしを行いますが、左右で10回程度繰り返しましょう。
次に上半身の中でも、二の腕をすっきりさせるトライセッププレスに挑戦してみましょう。
- 床にあぐらをかいて座り、右の座骨の下にチューブの端を挟みます。
- お尻から背中に回し、もう片方のチューブの端を右手に持ち、肘を曲げてちょうど頭に後ろに右手がくるようにします。
- 左手は右ひじをつかんで抑え、そのままゆっくり息を吐きながら右ひじを伸ばし、息を吸いながらゆるめます。
- 左側も同じように行い、左右で10回程度繰り返しましょう。
無理のない範囲でエクササイズを行い、負荷が軽いと感じるようになればチューブの強度を上げてみましょう。
(まとめ)ピラティスで使うチューブとは?
ピラティスでは、負荷をかける、またはある部分だけを集中的に鍛えるために道具を用いたエクササイズもありますが、チューブもその1つです。
ピラティスチューブは、ゴムの伸張性により効率良く筋力アップが目指せるというメリットがあります。
ピラティスで使われるチューブは、ゴムの持つ伸張性により、筋肉に負荷をかけて強化を図れる道具の1つです。
ピンポイントで筋力アップが目指せるので、エクササイズ中は意識を集中させ、動作をゆっくり行うことが大事です。
ピラティスチューブには、細長い紐タイプや紐の両端にグリップがついたタイプなど色々な種類があります。
さらに、薄くて幅があるバンドタイプ、8の字型のマルチタイプなどもあり、またソフトからハードまで強度も変えられるので自分に合ったものが選べます。
ピラティスチューブを使ったエクササイズには、下半身を鍛えるシングルレッグキックや、二の腕を引き締めるトライセッププレスなどがあります。
やり方を覚え、無理のない範囲内で試してみましょう。