ピラティスをする女性

肩甲骨はがしと筋膜リリースの違いは?

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肩甲骨はがしと筋膜リリースは働きかける部位が異なります

筋膜リリースは筋肉を包む筋膜に働きかけて凝りをほぐし、肩以外に腰・背中、お尻といった部位に有効で、柔軟性や血行、老廃物代謝の改善が期待されます。これに対し、肩甲骨はがしは肋骨に張り付いてこわばり固まった肩甲骨に働きかけ、周辺の筋肉をほぐすことで筋肉のこりや姿勢を改善して血行を良くします。
日常生活で同じ姿勢を長時間続けたり、筋肉に負担がかかる姿勢を続けたりしていると、筋膜のバランスが悪くなり、筋膜によじれが生じるといわれています。筋膜がよじれたりねじれたりしている状態では、筋肉の動きが鈍り、柔軟性が低下して筋肉の痛みなども発生する恐れがあるとされています。

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筋膜は全身に存在して身体の動きをサポートしています

筋膜は、身体全体の筋肉を覆っている膜組織といわれています。 筋線維を包む「筋内膜」と、 筋線維の束を包む「筋周膜」、さらに「筋外膜」や「深筋膜」、「浅筋膜」など何層にもわたり筋肉を包み込んでいるとされています。
筋膜には筋肉を摩擦から守り、 筋肉以外にも血管や神経などを支える働きもあるため、体の動きをなめらかにするだけでなく循環機能にも関係しているといえるでしょう。筋膜は基本的に85%もの水分とコラーゲン、コラーゲンを支えるエラスチンで作られ、柔軟に形を変えながら筋肉の滑りをよくしているとされます。
普段の姿勢やケガなどから身体や筋膜にゆがみが生じると、水分が多くサラサラで滑りがよい状態の筋膜から、粘度が高く滑りが悪い状態に変化するなどの問題が生じる恐れがあります。筋膜は全身につながっているため、身体全体の動きの悪さや痛みに関係する場合もあるでしょう。
筋膜リリースは本来、理学療法士によって施術が行われ、その後は指導されたとおりに、エクササイズなどの自分でできる筋膜リリースを続けるのが一般的とされています。

肩甲骨はがしと筋膜リリースでは多くの効果が期待できます

肩甲骨はがしは、背中にある三角形の形をした肩甲骨の動きを滑らかにするための方法とされています。デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けていると、身体の中でもとくに重さのある頭を支えている菱形筋(りょうけいきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)などの筋肉への負担が大きくなり、緊張状態から筋肉が硬くなるといわれています。
固くなったこれらの筋肉によって、本来は可動域が広く、肩と腕のさまざまな動きを支えている肩甲骨が動かない状態になると、頭痛やさまざまな体調不良が生じる恐れがあるでしょう。肩甲骨はがしは筋肉をほぐして柔らかくすることで肩甲骨の可動域を広げる方法です。
筋膜リリースと肩甲骨はがしは、どちらも筋肉の動きをなめらかにして、こりを改善する、血液やリンパの流れがよくなるなどの効果が期待できる方法です。姿勢が悪い状態で固まっている筋肉や筋膜をほぐすと、姿勢の改善にもつながるでしょう。
また肩甲骨はがしにより肩や首、背中の痛みや、腕が上がりにくい状態の緩和なども期待できます。

筋膜リリースや肩甲骨はがしで姿勢を改善することが期待できます

日常生活で筋肉に負担のかかるアンバランスな姿勢を続けていると生じる、筋肉のこりや姿勢の悪さは、筋膜リリースや肩甲骨はがしで改善が期待できます。筋膜リリースや肩甲骨はがしにはストレッチやエクササイズなど自分でできるものもありますが、正しい方法で行わないとよけいに痛みが強くなる場合もあり、改善は難しいでしょう。
肩や背中の痛みが気になる、筋肉の動きが悪くなってきた気がするというときには、身体にゆがみが生じている場合が考えられます。生活習慣による身体のゆがみを改善して、アンバランスな筋肉、骨格の状態を矯正するとされているのがピラティスです。
ピラティスはケガなどのリハビリ目的で行われることもあり、アスリートが基礎トレーニングとして行うエクササイズとしても利用されています。難しい動きをする必要はなく、正確な動きをするために鍛える部位の筋肉に集中して行うので、精神力と筋力を同時に鍛えることができるといわれています。
体のストレッチに加え、正しい姿勢を維持するために必要なインナーマッスルを鍛えることができるので、筋肉の痛みの改善だけでなく、予防にも役立つでしょう。

(まとめ)肩甲骨はがしと筋膜リリースの違いは?

1.肩甲骨はがしと筋膜リリースは働きかける部位が異なります

肩甲骨はがしと筋膜リリースでは、働きかける部位が異なります。筋膜リリースは筋膜に働きかけて柔軟性や老廃物代謝の改善を期待、肩甲骨はがしは、固まった肩甲骨に働きかけ、筋肉のこりをほぐす、姿勢を改善し血行を良くすることを期待できます。

2.筋膜は全身に存在して身体の動きをサポートしています

筋膜は水分を多く含み、コラーゲンやエラスチンから構成され、身体全体の筋肉を包んでその動きをサポートしているとされています。筋膜にねじれが生じると全身の動きの悪化や痛みに関係する場合があるとされています。

3.肩甲骨はがしと筋膜リリースでは多くの効果が期待できます

肩甲骨はがしは背中の肩甲骨まわりの筋肉をほぐして動きをよくし、血流を促進するなどの効果が期待できる方法です。上半身の筋膜リリースの場合も、肩や背中の血流の改善や固まっていた悪い姿勢の改善が期待できるといえます。

4.筋膜リリースや肩甲骨はがしで姿勢を改善することが期待できます

日常生活での姿勢の悪さから生じる筋肉のこりや痛みなどは、肩甲骨はがしや筋膜リリースを正しく行うことで改善が期待できます。ただし改善だけでなく予防を望むときには、体幹を鍛えられるピラティスが適しているといえるでしょう。

 

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