肩甲骨はがしは四十肩の解消に効果的?

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肩甲骨はがしは腕や肩の可動域を広めるため四十肩に効果的です

四十肩、あるいは五十肩と呼ばれる症状は、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれています。肩甲骨に繋がる複数の筋肉が固くなることで血管を圧迫し、痛みが生じたり腕が上がらない状態になったりするのです。
四十肩は腕や肩の可動域が狭くなった状態ですが、肩甲骨はがしをおこなうことで広くすることが可能です。したがって肩甲骨はがしは四十肩や五十肩の解消に効果的と考えられています。

肩甲骨はがしは凝り固まった筋肉をほぐすのに効果的です

四十肩は肩こりとは似て異なる症状で、腕が上がらない、痛みを伴う「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態のことです。一般的には中年以降の40~50代に発症することが多いですが、生活環境やストレスなどから30代で発症する人もいます。
肩こりは筋肉の緊張や筋肉疲労から肩に違和感や痛みが生じる症状です。首から背中の上部(肩甲骨の中間)にみられ、ストレスや自律神経の乱れ、血行不良などが原因とされています。
一方で四十肩や五十肩は、加齢などで肩関節にある腱板をはじめ周辺組織が炎症を起こしている状態を指します。肩の周辺組織の炎症により腫れや痛みが生じるだけでなく、肩甲骨に繋がる筋肉が固くなっていくのです。
その結果として四十肩になると腕や肩の可動域が狭くなり、動かそうとすると痛みを感じてしまうのです。症状が進行すると痛みが鈍くなり、肩を上げる、後ろに回すなどの動作が難しくなります。
肩甲骨はがしというのは、肩甲骨まわりの筋肉をほぐして血流を促進することをいいます。肩甲骨はがしをストレッチによって実践することで腕や肩の可動域を広め、四十肩を解消する効果が期待できるのです。

肩甲骨はがしストレッチを実践してみましょう

四十肩を改善するのに効果的な肩甲骨はがしですが、肩甲骨を正しい位置に戻すという意味合いもあります。肩甲骨には、僧帽筋・三角筋・広背筋・上腕三頭筋を含め、大小数十種類もの筋肉がつながっているといいます。
肩甲骨はがしにはそれらの筋肉をほぐす効果も期待できるでしょう。手順をご説明するので、実際にストレッチを実践してみてください。
1.立った状態、もしくは座った状態で肘を曲げ、両肘を肩の高さより少し上に上げます。痛みが酷く腕が上がらない場合は、水平でも問題ありません。
2.両肘をゆっくりと後ろに引きます。肩甲骨を背中から引きはがすように意識するとよいです。
3.肩甲骨を寄せた状態のまま肘を下げ、力を抜きます。この動作を5回程度繰り返します。
このストレッチは肩甲骨を上げる肩甲挙筋、後ろに寄せる菱形筋を鍛えるのに効果的です。四十肩の治療において大切なのが、ムリのない範囲でからだを動かすことだといわれています。
デスクワークの休み時間などに、定期的に肩甲骨はがしストレッチを行っていくとよいです。また姿勢の崩れや体の冷え、食事の栄養バランスなどにも注意しましょう。

四十肩の予防改善にはピラティスも効果的です

四十肩を予防、改善するのに効果的なエクササイズがピラティスです。ピラティスは、1920年代にドイツの従軍看護師が考案したもので、もともと負傷兵のリハビリテーションを目的に実施されていました。
ストレッチの要素を取り入れながら、少ない負荷と緩やかな動作でインナーマッスルを鍛えることができるとされています。
ある学会でおこなわれた研究試験では、肩の痛みを訴える患者を対象にピラティスのエクササイズが実践されました。ピラティスを実施するグループと一般的なエクササイズを実施するグループとに分けて評価した結果、ピラティスを行ったグループの方が肩の痛みを大きく軽減したことが明らかになったのです。
また四十肩は原因が一つではありません。猫背やからだの歪み、運動不足などで起こることもあります。
ピラティスには姿勢を矯正したり血行を促進したりする効果が期待できるため、多方面から四十肩のリスクを軽減できると考えられます。

(まとめ)肩甲骨はがしは四十肩の解消に効果的?

1.肩甲骨はがしは腕や肩の可動域を広めるため四十肩に効果的です

四十肩、あるいは五十肩と呼ばれる症状は、肩甲骨に繋がる筋肉が硬くなり腕や肩の可動域が狭まった状態で起こるものです。肩甲骨はがしには肩甲骨まわりの筋肉をほぐし、腕や肩の可動域を広める効果が期待できます。

2.肩甲骨はがしは凝り固まった筋肉をほぐすのに効果的です

四十肩は40代以降に発症するのが一般的ですが、30代で発症する人もいます。筋肉疲労が原因の肩こりとは異なり、肩関節の周辺組織に炎症が起きている状態です。
肩甲骨はがしによって腕や肩の可動域が広まれば、四十肩の解消が期待できます。

3.肩甲骨はがしストレッチを実践してみましょう

肩甲骨はがしには肩甲骨を正しい位置に戻す、肩甲骨に繋がる筋肉をほぐす効果が期待できます。デスクワークの合間などに肩甲骨はがしストレッチを実践し、ムリのない範囲で四十肩の改善を目指していきましょう。

4.四十肩の予防改善にはピラティスも効果的です

1920年代にドイツの従軍看護師が発案したピラティスも四十肩の予防改善に役立ちます。もともと負傷兵のリハビリに用いられていたこともあり、体への負担が少なく動きも緩やかです。
研究試験でも肩の痛みが軽減されることが明らかになっています。

 

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