肩こりを気にする女性

肩甲骨はがしで鎖骨の動きもよくなる?

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肩甲骨はがしで鎖骨の動きの改善も期待できます

肩甲骨はがしとは、肩まわりのさまざまな筋肉とつながっている肩甲骨を動かすことです。エクササイズや整体などによる肩甲骨はがしでこり固まっている筋肉をほぐせば、肩甲骨の動きの改善が期待できるでしょう。
肩甲骨は胸骨には直接つながっていないため大きく動くことができる骨で、肩や腕の動きをサポートする役割を持つといわれています。そして肩甲骨と直接つながっているに骨は鎖骨があります。
そのため鎖骨も肩甲骨はがしで動きがよくなるとされています。

鎖骨は腕などの動きに影響を与えます

鎖骨は肩の部分で上腕骨や肩甲骨とつながり、首の下に近い胸元部分で胸骨とつながっているとされています。腕を上げる動作のときには回旋を加えながら鎖骨も上がって、腕を下げるときにも同様に鎖骨が下がり、その動きをサポートしているといわれています。
また胸を張ったときに鎖骨は後ろに移動し、背中を丸めたときには前に出て鎖骨が下がるなど、鎖骨はさまざまな動きをする骨といえるでしょう。この鎖骨の動きが悪くなると肩や腕の動きも鈍くなる場合があるといわれています。
もともと日常生活で肩や腕をあまり動かさないでいると、肩まわりの筋肉が徐々に硬くなり、筋肉が硬くなって血行も悪くなっていくとされています。そうして肩や背中などの筋肉が硬くなった肩こりの状態では、肩や腕に違和感があり動かしにくくなるでしょう。
肩こりが原因で鎖骨が動かしにくい状態が続くと、さらに血行が悪化して肩こりがひどくなる悪循環が生じる恐れがあるといわれています。そして鎖骨とつながっている肩甲骨の動きにも影響が生じるため、肩甲骨はがしで肩甲骨側から固まった筋肉をほぐすことで改善が期待できるでしょう。

巻き肩などの悪い姿勢により体調に異常が生じる場合があります

パソコンやスマートフォンに向かう時間が多い現代では、肩が前に出てしまい、背中が丸まった猫背や巻き肩などの悪い姿勢になりやすいといわれています。スマートフォンを長時間使用していると、巻き肩で下を向く姿勢が長く続く場合があるでしょう。
このような悪い姿勢では、頭を支えている首や肩、あごの下などの筋肉へ大きな負担がかかり、緊張状態が続きます。また体の前側の筋肉は収縮した状態が続くとされています。
日常生活で常にこの状態が続くと、肩を丸めた状態で筋肉が硬くなり、鎖骨が下がったままになる「下がり鎖骨」になる心配があるでしょう。鎖骨が通常より下がっている状態のため、肩の筋肉が引っ張られ、肩こりのために固まってしまうと、悪い姿勢のままになるといわれています。
鎖骨が下がると、鎖骨と肋骨の間や、肋骨と小胸筋との間の隙間が狭くなり、その間を通っている血管や神経が圧迫される場合があります。神経や血管が圧迫された場合には、腕や肩の痛みやしびれ、握力低下などの問題が生じる恐れがあるため、鎖骨の位置や姿勢の状態には十分注意が必要といえるでしょう。

肩甲骨はがしで肩の動きや姿勢の改善も期待できます

鎖骨が下がって神経などを圧迫する状態は、胸郭出口症候群とされています。座ったまま、腕を身体の横から上にあげて、指先の方向に顔を向けたときにしびれが強くなり、手首の脈が弱くなっていたら胸郭出口症候群が考えられるでしょう。
鎖骨の下がりの改善には、腕や肩甲帯を引き上げる役目がある僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)を鍛えることが大切とされています。肩甲骨はがしでは、肩甲挙筋や僧帽筋などの筋肉を動かしてほぐすことができるといわれているので、こりをほぐして血行の改善に役立てることができるでしょう。
さらに筋肉を鍛えたいときには、ピラティスの活用がおすすめといえます。ピラティスは年齢や体格にかかわらず、だれでも行うことができるエクササイズです。
生活習慣によってゆがみが生じている骨や筋肉などを修正し、安定した正しい姿勢を取り戻し、筋肉を意識して鍛えることができるでしょう。呼吸法で新鮮な酸素を身体にいきわたらせることで、脳の活性化も期待できます。
鎖骨下がりが気になるときには、ピラティスで体調や姿勢の改善も期待できるでしょう。

(まとめ)肩甲骨はがしで鎖骨の動きもよくなる?

1.肩甲骨はがしで鎖骨の動きの改善も期待できます

肩甲骨はがしとは、肩まわりの筋肉や鎖骨とつながっている肩甲骨を動かすエクササイズなどのことです。肩甲骨を動かすことで、まわりの筋肉をほぐして、腕・肩・鎖骨の動きをよくするとされています。

2.鎖骨は腕などの動きに影響を与えます

鎖骨は肩の部分で上腕骨や肩甲骨とつながり、首の下あたりで胸骨とつながっているとされています。そのため腕の上げ下げや肩の動きと連動して動くのですが、肩こりなどで鎖骨の動きが悪くなると、肩や腕の動きも悪くなるといえます。

3.巻き肩などの悪い姿勢により体調に異常が生じる場合があります

スマートフォンの長期間の使用で巻き肩や猫背などの悪い姿勢を続けていると、肩や首の筋肉に負担がかかりこりが生じるとされています。悪い姿勢のまま筋肉が固まると、鎖骨が下がり、神経などを圧迫した状態になる恐れもあるので注意が必要です。

4.肩甲骨はがしで肩の動きや姿勢の改善も期待できます

鎖骨が下がって体調不良が生じている場合、胸郭出口症候群のことがあります。さまざまな問題が生じる鎖骨下がりには、まわりの筋肉を鍛えて鎖骨を通常の位置まで引き上げる必要があるでしょう。

 

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