足のむくみ改善にはストレッチをするべき？

足のむくみはストレッチで改善が期待できます

長時間立っていると足がパンパンにむくんでしまう、夕方には足が疲れてつらい、など足のむくみが生じるときには、ストレッチでむくみを解消できるといわれています。ずっと立っていると、血液は重力のためにだんだんと下に下がってくるでしょう。
重力で下に下がってきた血液を全身に巡らせるためには、筋肉の働きが重要とされています。筋肉をストレッチでしっかりとほぐすことで、滞っていた血流の改善が期待できます。

むくみには下半身のストレッチが適しているといわれています

身体の中を循環している血液は、心臓から動脈を通って全身の細胞に酸素と栄養を届けてから、老廃物を運んで静脈を通り、また心臓に戻るといわれています。血液の流れには、心臓のポンプ機能と「第二の心臓」と呼ばれ、血液の流れに大きく関係しているふくらはぎの筋肉が重要といえるでしょう。
ふくらはぎの筋肉には、筋肉の収縮と弛緩の繰り返によって下半身まで下がった血液を上に向かって送り出す「ミルキングアクション」という循環機能があるとされています。日常的に運動不足が続いていると、筋肉が使われないために柔軟性が低下して、ふくらはぎのポンプ機能が正常に働かなくなる場合もあります。
そのため下半身のストレッチで筋肉の柔軟性をアップさせることが大切です。さらにエクササイズでふくらはぎを中心に筋肉をつけることで、血液の循環機能の改善が期待できます。
また股関節も血液循環に重要な部位といえるでしょう。股関節周辺の筋肉のコリなどが原因で血流の悪化や股関節の動きが悪くなることもあるので、股関節周りの筋肉を柔らかくするためにストレッチが適しているといえます。

むくみの症状にはさまざまなものがあります

長時間の立ち仕事のあとにふくらはぎがパンパンに腫れる場合があるでしょう。この足がむくんでいる状態は、ふくらはぎの筋肉が疲労で緊張状態になっているためといわれています。
また気が付かないうちに足のむくみが生じていると、足を曲げるのがつらくなる場合もあるでしょう。正座をすることが出来なくなったというときには、足がむくんでいるからかもしれません。
そして足が重く感じられる、だるさがある、足が痛いなどの自覚症状も、足のむくみが原因と考えられます。もし自覚症状がない場合でも、ふくらはぎを指で5秒以上押して離したときに指で押した部分がすぐ戻らず凹んでいる場合には、足にむくみが生じている状態なので注意しましょう。
足のポンプ機能が低下していると、静脈内の血液が上に上がることができなくなるため、むくみが生じるとされています。このむくみを改善せずに放置していると、むくみが慢性化してしまい、ひどい場合には静脈瘤や皮膚潰瘍などの病気にかかることがあるでしょう。
足のむくみに気づいたら、早めにストレッチで改善することが大切といえます。

ストレッチを継続することでむくみや冷え性の改善が期待できます

足のむくみを改善するためには、硬くなって血流の滞りの原因になっている筋肉をほぐすストレッチが適しているといえます。ストレッチによって足のむくみが改善されると、足のハリや痛みなどの不調の軽減が期待できます。
ストレッチで血流が促進されるため、老廃物が足に蓄積しにくくなり、 足が細くなることも期待できるでしょう。ただしストレッチは何回か行うだけではなく、毎日続けることが重要です。
むくみ対策を毎日の習慣にすることで、むくみが原因で生じる病気の予防にもつながるでしょう。またさらに筋力トレーニングを組み合わせることで、よりむくみにくくなるといえます。
ピラティスのエクササイズでは、日常生活で生じた骨格や筋肉、腱などの歪を修整して、身体に必要な筋肉を鍛えることを目的としています。関節や筋肉の柔軟性、筋持久力などをアップさせたり足のポンプ機能をアップさせたりすることが期待できるでしょう。
ピラティスは、事故後のリハビリからアスリートの基礎トレーニング、ハリウッド女優の体型維持まで、幅広い目的に合わせて行われています。むくみ以外にも嬉しい効果が期待できるエクササイズといえます。

（まとめ）足のむくみ改善にはストレッチをするべき？